スロバキアのトルナヴァ大学研究チームは、新たに実施された臨床研究で、線虫(Caenorhabditis elegans)が尿検体中に含まれるがんに関連する手がかりを高い感度で識別できることを改めて確認しました。この研究は「The chemotactic response of Caenorhabditis elegans represents a promising tool for the early detection of cancer」というタイトルで、2024年12月がん研究ジャーナル『DiscoverOncology』に掲載されました。
論文の主なポイントは以下のとおりです。
・臨床研究
線虫(Caenorhabditis elegans)の走性反応による健康な人の尿検体と乳がんまたは大腸がんと診断された患者の尿検体の識別能力を評価しました。
・線虫の識別能力
乳がん患者においては感度96%、特異度62%、検出率73%、
大腸がん患者においては感度100%、特異度62%、検出率72%、と示されました。
・筆頭著者Soňa Kucharíková博士の考察
「我々の発見は、尿検体中のがん関連揮発性有機化合物を識別する線虫の驚くべき感度を確認した」
「これは、迅速で苦痛がなく、費用対効果の高いがん検出のための診断スクリーニング検査の開発における大きな前進である。」
「この発見は、早期がんの検出において高い感度を示すことが示されているN-NOSE(Nematode Nose)マルチがんスクリーニング検査の根拠となるものです。」
スロバキア・トルナヴァ大学で行われたこの研究は、N-NOSEを用いた一次がんスクリーニング検査が有望かつ費用対効果の高い検査としての信頼性を示す重要な第三者検証となります。
当社は、12月24日(火)に紀尾井町フォーラム(東京都千代田区・ニューオータニガーデンコート)にて、世界初の線虫を用いたがんのリスク検査N-NOSEが「 . . .
2024.12.26当社と東京大学医学部附属病院(病院長:田中栄)が共同で実施した線虫がん検査N-NOSEに関する臨床研究に関する新しい論文が、査読を経て採択され、2024年 . . .
2024.12.24いつも当社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。誠に勝手ながら、年末年始の休業日などに関しまして、下記のとおりご案内申し上げます。 . . .
2024.12.23