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当社代表取締役 理学博士 広津崇亮が発明した 3 件の特許が成立

2025.02.27

この度、当社の創業者、現代表取締役、理学博士である広津崇亮が発明者となる3件の特許が成立(取得済み、または登録済みの意)したことをお知らせいたします。
これらの特許は、線虫走化性技術を用いた高度ながん検出分野における当社の知的財産ポートフォリオを拡大するものです。

【意義と影響】
新たに取得した特許は、生物診断における、当社のリーダーシップを強化し、最先端のがんスクリーニング法のさらなる開発とビジネス化を可能にします。線虫の能力を活用することで、当社は正確で低侵襲、かつ費用対効果の高いソリューションを提供し、世界中でがんスクリーニングの満たされていないニーズに対応することを目指しています。

【取得特許】
1.日本特許 (JP 7625283)
・名称:線虫の走化性行動を利用した血液検体の検査方法
・付与日: 2025年1月24日
・概要 :血液サンプル中の特定の化学シグナルを検出する線虫の自然な能力を利用した新しいスクリーニングアプローチを対象とする。

2.オーストラリア特許(AU 2018300963)
・名称:組織サンプルを用いたがん検出方法
・付与日:2025年1月16日
・概要:迅速、正確、低侵襲ながん検査を目的とした革新的なソリューションを提供し、オセアニア地域における当社の地位を確保する。

3.ヨーロッパ特許(EP 3839506)
・名称:愛玩動物のがん検査方法
・付与日:2025年1月14日
・概要:線虫の走化性を利用して愛玩動物のがんを検出する方法。新たに取得したこの特許は、
ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ブルガリア、
エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、スロベニア、ベルギー、ルクセンブルク、オーストリ
ア、マルタ、ポルトガルを含むヨーロッパ18カ国にまたがり単一的効果を提供する。

■「N-NOSE」について
嗅覚の優れた線虫C. elegansが、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんのリスクを判定する検査。尿を提出するだけで、簡便・安価・高精度・全身網羅的に早期にがんのリスクを調べることが可能です。
N-NOSE サービスサイト

■「N-NOSE plus」について
N-NOSEの次世代型 “がん種特定検査”。線虫C. elegansに遺伝子操作を加えて作製した、特定のがん種の匂いにのみ特異的な反応を示す “特殊線虫“を用います。この“特殊線虫”は、特定のがん種とその他のがんを嗅ぎ分ける高い判別能を持ち、非侵襲(ひしんしゅう)な手法でがん種ごとのリスクを判定することが可能です。現在すい臓がん、肝臓がんに対応しています。
N-NOSE plus サービスサイト

■「N-NOSE あにまる」について
N-NOSEの技術を応用し開発された愛犬用がん検査「N-NOSE わんちゃん」と愛猫用がん検査「N-NOSE ねこちゃん」。これまで自覚症状を訴えることができない犬や猫が、手軽に受けられるがん検査はありませんでした。当検査は人間同様、尿を提出するだけという簡単な方法で、複数のがんのリスクを調べることができます。2023年にサービス提供を開始しました。
N-NOSE あにまる サービスサイト

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