このたび、国際的な生物医学ジャーナル「Biomedicines」に、N-NOSEの実社会における有効性を示すデータについての査読付き総説*が掲載されました。
N-NOSE Proves Effective for Early Cancer Detection: Real-World Data from Third-Party Medical Institutions. Nakajo N., et al., Biomedicines, 12, 2546 (2024)
本総説は、N-NOSEの有効性、精度について、独立した多施設の第三者医療機関にてよって得られた実社会データについて解説したものです。
総説の主なポイントは以下の通りです。
・がん発見率の向上
N-NOSE受検を契機としたPETスクリーニングは、通常のPETスクリーニング(1.31%)と比較して、がん発見率を2.96%まで向上させることに成功しました。
・高い陽性的中率(PPV)
PET/CTの感度を考慮しない見かけのPPVは2.09%でしたが、PET/CTの感度で調整した結果、真のN-NOSEのPPVは約11.7%に達しました。これは、一般集団のがん発生率(約0.8%)比較して、14.6倍のスクリーニング効率を示しています。
本総説は、日本のリアルワールドデータに基づき、線虫がん検査が無症状者に対する費用対効果が高く、低侵襲の一次がん検診ツールとして大きな可能性を秘めていることを伝えています。
▼総説はこちらからご覧ください。(外部リンク)
https://www.mdpi.com/2227-9059/12/11/2546
*査読とは
「査読」とは、研究論文が発表される前に、国際的な視点を持つ複数の第三者専門家が厳密な審査により掲載の可否を判定するやり方で、英語で「peer review(ピア・レビュー)」とも呼ばれます。専門家による査読を行うことにより、論文の信頼性を高めることを目的としたもので、科学界では長年行われてきた仕組みです。査読付き論文は、専門家の厳しい客観的なチェックを経て掲載されるものを指します。
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