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Press Release

富田薬品株式会社と資本業務提携契約を締結

2023.06.08

HIROTSUバイオサイエンスと富田薬品が
資本業務提携契約を締結
九州エリアでの「N-NOSE🄬」提供医療施設の拡大を目指す

 株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:広津崇亮、以下「HIROTSUバイオサイエンス」)と富田薬品株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長 冨田久雄、以下「富田薬品」)は、このたび、資本業務提携契約(以下「本提携」)を締結いたしました。これにより、九州全域で医薬品の卸売を行う富田薬品のネットワークを活かし、「N-NOSE(エヌノーズ)」を導入する医療施設の開拓を推進してまいります。

■資本業務提携の背景と目的
 がんは日本人の死因の第一位で、生涯のうちにがんにかかる可能性は男女ともに2人に1人と推定されています。がんは、早期発見・早期治療を行えば治癒率の向上が見込めますが、日本のがん検診受診率は諸外国と比較しても低く、4~5割程度にとどまっています。検診を受けない理由は「受ける時間がない」「費用がかかり経済的に負担」などが多く、発見の遅れにつながりかねません(*1)。

 HIROTSUバイオサイエンスは、嗅覚に優れた生物“線虫”が人の尿中に含まれるがんの匂いを検知することを利用した、がんリスク検査「N-NOSE」を開発し、2020年に実用化しました。当検査は、尿を提出するだけで簡便・安価・高精度・全身網羅的にがんのリスクを調べることができ、従来の検査では見つけることが難しかったステージ0やⅠのがんの早期発見を実現しています。これまでに累計 40 万人以上が受検しており、法人での導入は 1,400 社を超えました(2023年4月末現在)。
 富田薬品は、九州地区を基盤とした高度で緻密な物流ネットワークを持ち、医薬品卸および医薬品にかかわる情報提供等の事業を展開しています。超高齢社会を迎え市場環境が大きく変化し、九州においても自然災害が増加する中、生命関連商品の流通という人々の生活に不可欠なインフラを支え、昨年創業130周年を迎えました。
 この両社の共創により、互いの強みを融合させ新たな価値を生み出し、誰もががん検査を気軽に受検できる環境を整えることで地域医療と人々の健康維持に貢献していきます。

提携の概要
 本提携により、HIROTSUバイオサイエンスが提供する「N-NOSE」(ヒト用)について、両社のネットワークと企画力を活かし取り扱い医療施設の開拓をすすめます。

両社コメント
・富田薬品株式会社 代表取締役社長 冨田久雄
 当社は、「健康づくりに奉仕する」という理念のもと医薬品の流通を担い、ステークホルダーの皆さまにご愛顧いただき創業130周年を迎えることができました。がんの早期発見を可能にする優れた技術を有するHIROTSUバイオサイエンスさまとのパートナーシップを通じて、地域の健康寿命の延伸に寄与したいと考えております。今後も、地域の人々の健やかな生活を願い、様々な事業活動に取り組んでまいります。

・HIROTSUバイオサイエンス 代表取締役 広津崇亮
 当社は、生物の能力を活かした独自の検査技術の研究開発と実用化を通じて「人々の健康と未来の安心を守ること」を目指してまいりました。富田薬品さまとの本提携を通じ、両社の強みを活かしシナジーを追求し、主に九州エリアでの新たな価値の共創を目指してまいります。今後も多くの方の健やかな未来のために、生物診断をより身近に、より発展的なものにするために、研究開発と実用化に邁進いたします。
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*1:「平成28年人口動態統計(厚生労働省)」、「がんの統計<2018年度版>(公益財団法人がん研究振興財団)」、「令和3年国民生活基礎調査(令和元年)の結果から」、「平成28年11月がん対策に関する世論調査(内閣府大臣官房政府広報室)」
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*詳細は下記プレスリリースPDF版をご参照ください。

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