線虫とがん

1次スクリーニング検査

〝安価・簡便・高精度〟最初に受ける網羅的がん検査です

1次スクリーニング
〝最初に受けるがん検査〟線虫がん検査N‐NOSE

現在、がん検査は、PET‐CT、エコー、MRI、CT、5大がん検査などが存在しますが、「安価」「簡便」「高精度」という条件を満たした〝最初に受けるがん検査〟は存在していません。しかし線虫がん検査N‐NOSEは、そのいずれも満たしたがん検査です。まずはN-NOSEで網羅的にがんが有るか/無いかを検査し、仮に陽性の可能性がある場合は、次のステップとなる2次スクリーニング(現在の腫瘍マーカー/次世代マーカー)を受診し部位を特定。陰性であれば、通常の健康診断を定期的に受診し、がん早期発見への習慣づけをするということが望ましいと考えます。

嗅覚受容体
1200種類

N-NOSEは、弊社代表の広津がC. elegansの嗅覚に着目し研究する中で開発された技術です。生物が匂いを感じるとき、まず嗅覚感覚神経の嗅覚受 容体で匂い物質を受け取り、その情報が電気信号として脳へ送られます。人間は約350種類の嗅覚受 容体をもち、約1万種の匂いを識別できるといわれ ています。嗅覚が優れているといわれる犬は約800 種類の嗅覚受容体を持っています。
それに対して C. elegansは1mmの小さな体に約1200種類の嗅覚受容体をもっています。 さらにC. elegansには匂いの嗜好性があり、シャーレの中心に線虫をその端に匂い物 質をそれぞれ配置すると、匂いの種類によって誘引さ れたり、忌避行動をおこして逃げたりします。また複数の線虫でその実験を行い、その割合(走性インデックス)を測ることで嗜好性を評価することができます。

検診率
41.4%34.5%

 日本では年間36万人以上の人が、がんで亡くなっています。これは死因の1/3を占め、がんは日本の国民病と言っても過言ではありません。がんの進行度合いを表す指標であるステージごとの5年生存率を見てみると、大腸がんでは、がん治療は早期発見、早期治療が有効であり、治らない病気ではないことがわかります。しかしがん検診の受診率は40%程度と低くとどまっています。

体長
1ミリ

N-NOSEでは線虫という生物の特性を利用して診断を行います。線虫は線形動物門に属する動物の総称で、土壌や海洋中、または生物の中などさまざまな環境で暮らしています。その種類はある試算によると1億種類ともいわれ、500万~1000万種と推定されている昆虫を大きく上回り、地球上の生物の中で最も種類の多い生物と考えられています。その中でN-NOSEで使用されるのはC. elegansという種類です。ちなみに名前の由来は移動するときの姿が美しい、エレガントだからだといわれています。
このような特徴からC. elegansは生物学の世界では モデル生物として研究対象となってきました。モデル生物とは、生物学で重点的に研究される対象として選ばれた生物です。とても多くの種類が存在する 生物を生物学者がすべて研究することは困難です。 そこでいくつかの生物をモデル生物として研究することで普遍的な生命現象を解明する研究をしています。その中で代表的な種がC. elegansで、その繁殖、飼育の容易さや多細胞生物であるのに観察が容易であることなどから広く研究されてきました。それらの研究の結果、初めてすべてのゲノムが解明された生物でもあり、線虫を使った生物学の研究成果が3度もノーベル賞の受賞テーマになっています。